2014年11月18日火曜日

備忘録-病院で検査-

11月18日
検査薬だけでは心許ないので、内膜症のチェックなどでお世話になっている婦人科へ。

尿検査はここでも陽性。
名前を呼ばれて診察室に入ると、当たり前だけれどいつもと同じ先生が座っていた。
早速経膣エコーの検査の支度。
下半身すっぽんぽんになり、誰にでもなく手を合わせてから検査台に足をかける。
カーテン越しに始まる検査。
組んだ指先がこれでもかというほど赤くなっている。
あっちこっちをグリグリされ、「これが胎のうです。」と、抑揚の無い声で言われた先を見ると、白い画面にぽつんと黒い丸が空いていた。
*胎のうは胎児が入っている袋。「胎のう」が子宮内にあるかどうか確認できれば、子宮外妊娠の可能性がなくなる。

全身の力が抜けた途端に込み上げる諸々を抑え込む為、ググッと歯を食いしばる(もし声を出して良い場所だったならきっと、低い雄叫びをあげていたと思う)。

支度を整え、診察室の先生のもとへ。まだ心拍の確認が取れていないのでなんとも言えないけれど、妊娠はしていると説明を受ける。

不妊治療専門の先生だからか妊娠に関してはとてもドライ。
ドラマのような拍手やおめでとうは無く、不妊治療は呆気ない卒業を迎えた。
妊娠は病気では無いので保険がきかず、お会計は自費にて一万円ちょっと。

外で待っている安澄のもとへ走り、唯の黒丸が写っているエコー写真を見せる。
壊れやすいものを扱うように両手でそっとエコー写真を受け取り、キューっと目を瞑る安澄。

今日はお祝いだー!ともつ鍋を食べてから帰った。
安澄はビール。私はノンアルコールビール。
会話の内容は専ら腹の黒丸について。


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