2021年3月9日火曜日

保育園落ちた

役所から入園通知が届いたのは土曜日の夕方。
同じ保育園へ申込をしていた友人から先に入園決定の報を受けていたので、ドキドキすることもなく封を開けた。
書類を開くと入園決定の一文があったものの、記載されていたのは第2希望の保育園名。
第1希望の保育園には落選していたということになる。

目の前が真っ暗になり心は無。
しかし頭では冷静な分析作業がスタート。
何度も転園しているので、保育園の点数基準についてはインプット済み。
伊達に読み込んでいないので、先に入園の報を受けた友人の点数まで脳内で叩き出す。
点数は同点。
ということは同点時の基準として記載されている箇所での総合的判断となる。
しかしおかしい。
記載ある判断基準で見ると明らかに我が家も入園のはず。
土曜なのでこのまま役所へ乗り込むことも出来ず、予めコピーしておいた入園申込書と、基準を読み込み、【役所 ミス 保育園落ちた】で検索し続けた。
目を瞑っても考えてしまい、眠ることもままならない2日間。


月曜日。
開所とともに役所へ乗り込む。
事前の打ち合わせでは、地頭の良い安澄が話を進め、私は相槌担当のはずだった。
が、ミスでは無いと言い続け、手札を見せてこない職員の態度にスイッチが入り、私が理詰めモードに突入。
結果、役所のミスに気付き、問い詰め、認めさせるに至った(これに関しては安澄にいまだに褒められる。ナイスファインプレー!!!と)。

とはいえだ。
ミスを認めさせたものの、結果を覆すのは難しい。
本来落選するはずだった方へ入園決定通知を送付しているのでの一点張りで話が進まない。
誰かが辞退するかもしれないから一旦待って欲しいと言う職員に、なんでミスされた私たちが待つのだ!という怒りはありつつも、お役所だもんね。と、一日だけ待つことにした。
もちろん、ミスがわかった以上私たちが入園出来ないということはあり得ない!という前提で。


結論から言うとすったもんだしたものの、各方面のご好意で第1希望の保育園への入園が決まった。
役所の方に思うことはあるけれど、最終的には心の通った対応をしてくれたのでもう何も言うまい(いや、本当はめちゃくちゃに言いたい!!)。

今回は友人が先に決定の結果を教えてくれたから、書類を読み込んでいたから、、、、、何より声をあげたから、役所のミスに気付くことが出来た。
でもあげなかったら????
途中で何度かもういいや!!と投げ出したくなったけれど、子供が本来得るはずだった権利を、ミスで手放すのは違う。と言う安澄の言葉が全て。
きっと自分の権利を守るだけならここまで動けなかったから、私も、私たちも親になったと言うことだよね。

2021.3.9

気付いたらまた春。
心の機微を、文章に落とし込むことで整理しているので、日記が空いたということはカラッとした日々を過ごしていたのだろう。


この4月から3人の子供達に奇跡(このことはまた別で書く)が起こり、同じ保育園へ通うことが決まった。
保育園が開園してから10年。
同時期に3兄妹が通うのは初なのだそう。
十周年の年に十が入園するというのも面白い。


日文にとっては最後の1年での転園。
2年かけて仲良くなったお友達(幼稚園)と離れるばかりか、仲良く過ごしてきた輪の中(保育園)へ飛び込ませるという状況が本当に正しいのだろうかと随分頭を悩ませた。
幼いうちから山へ海へと走り回る足腰の強さが半端ない子達に体力面でついていけるか?という不安もある。

そんな悩みまくっている揺らぎの状況では普段人に相談しないのだけれど、スーッと頭浮かんだ友人に、スーッと連絡して、スーッと心がまとまり、サッと転園を決めた。
正解なんてわからないから、勝手に決めてしまった親として出来ることは全面的なサポートのみ。
ポジティブに話せたからか、今のところ日文も気持ちは切り替わってくれている様子。

さてさて4月からはどんな一年になるのか。
きっとまた気付いたら春とか言ってるんだろうな。