2015年8月4日火曜日

予定日から予定日超過

予定日

特に変わらぬ腹のぼんやりした痛みとともに朝を迎えるも、眠気が酷くて起き上がれない。
昼ご飯を食べた後もまた布団に入り、結局夕方4時くらいまで眠っていた。
産まれる間際になると無性に眠くなる人が多いと聞くのでいよいよなのかも。

寝ている間に出かけていた安澄も帰宅。
無事に予定日を迎えられたお祝いにと緑色のバラをプレゼントしてくれた。
その気持ちが嬉しくて、妙なテンションになる。

夜はジンクスにあやかろうと焼き肉を食べに出かけた。
今日は一日中寝ていたので運動をしていない。
ぐるっと散歩しながら、沢山の話をしながら、焼き肉屋さんに向かう。
欲望に任せて注文し、あっという間に平らげる。
カルビ、ハラミ、ロース。
腹の子が産まれたらなかなか食べに来られないからと、好きなだけ食べた。

帰る前にトイレに行くと、パンツに茶色い染みがついている。
【おしるし】だろうそれを暫く凝視し、一つ大きく深呼吸。
安澄に伝えると嬉しそうな顔をしながらも、顔の奥の筋肉がギュッと引き締まったような感じ。
本当にいよいよなんだね。と歩きながら帰り、もしかしたら今日かもしれないということで安澄に早々と眠ってもらった。


予定日超過一日目

朝から定期的な痛みが訪れ、トイレに行く度におしるしもあるものの、未だだろうなーとぼんやりわかる。
折角だからと行きたかったお店にかき氷を食べに行くも、ガッカリ。
あまりの氷の固さに、店員さんにこれが正解なのか?と聞いてみようかと思う程だった。
最後にしようと思っていたかき氷だけれど、これで食べ納めることなんてとてもじゃないけど出来ない。
明日は別のかき氷屋さんに行くことを決心して店を出る。

夜はFC東京の試合があるので三星実家でテレビ観戦。
妊娠してスタジアムに行けなくなってから恒例になったこの時間がいつの間にか大好きな時間になっている。
頼んでくれたピザを皆で頬張りながら、選手のプレイに一喜一憂。
予定日を超えて少し焦っていたけれど、三星のお父さんお母さんのおおらかな優しさに触れて心が穏やかになる。


予定日超過二日目

深夜から痛みのレベルがアップし、合間をぬって眠る。
朝7時頃からは10分ごとの定期的な間隔になったので8時を待って助産院に電話をした。
7分間隔になったらまた電話するように言われたので、陣痛が早まるように床のぞうきんがけをしたり、スクワットをしたりして過ごす。

昼になってもなかなか縮まらない陣痛の間隔。
7分の壁はなかなかにして高い。
体育会系の血が騒ぎだし、アスリートモードへ突入した私は安澄の心配をよそにタイムを縮めることに躍起になる。
ちょっとそこまでの散歩がいつの間にか二時間の散歩となり、その合間にかき氷まで並んで食べるという今考えればおかしな行動をしたりもした。
(一時間弱並んだかき氷の行列では安澄の知人にばったりお会いして、陣痛まっただ中という状況に驚愕される。確かに、そんな状態で行列に並ばないよな。。。。)
10分歩いては痛みでうずくまり、また歩いてはうずくまる。
されど陣痛の間隔はなかなか縮まらず、7分間隔になったのは夜の11時だった。




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