2015年2月9日月曜日

5ヶ月検診

4週間ぶりの検診。
遠足前日のようになかなか眠れず、ぼんやりした頭で産婦人科へ向かう。

前回の検診で、腹の子は多才な猫パンチを繰り広げては我らを魅了したのだけれど、今回はグッスリ眠っているのか時たま顔を撫でるだけ。
大きさは掌サイズに、頭部は卵くらいに育っているそうだ。
想像していたよりデカい!

血液の結果で血糖が基準値を超えているので再検査。
前回は悪阻で何も食べれなかった時なのに、何故に血糖が上昇したのか。
看護師さんに質問するとあまりに足りないと身体が不足分を補おうと必要以上に分泌することもあるからそれかもねーとのこと。
身体は凄い!

50ccの甘いソーダを飲み、1時間待って血糖の上昇値を調べる血液検査。
見るからに痩せ細った血管からは少しの血液を取るのも一苦労で、看護師さん二人がかりで腕を温め、チューブで縛り・外しを繰り返してなんとか必要な血を取る事が出来た。

助成券があるのでお会計は3620円。

もう少し動いている姿を見たかったと私は思ったのだけれど、帰りのバスで安澄は始終可愛かったねーとウットリしている。
今回も育ててくれてありがとうと握手されて、検診は終了。
次回の検診はまたまた4週間後。




2015年2月6日金曜日

落し物が宝物に

雪が降るから早めに帰ってね。の言葉に有難く従い、昨日は5時に帰らせてもらった。

中央線に乗り換え、ホッとしたのも束の間、リュックにつけたマタニティマークが無くなっている事に気付く。
埼京線では確認したので、新宿の乗り換え時に落としてしまったのだろう。

物が物だけに、
落とす=子がいなくなるなんて不吉な考えが頭をよぎる。
なんて縁起が悪いんだ。
最寄駅で再度マタニティマークを貰うも、とぼとぼと帰路についた。

暫くすると安澄が帰宅。
今日の出来事を話しながら、落とした事を伝えると、「まぢで?」と目を見開いている。

新宿からの帰り道、フッと目に止まったマタニティマークを置いておけずに拾って帰ってきたのだという。
詳しく話し出すと、まさに私が通った道で、落としたであろう場所で拾った事が分かった。

私のしくじりをいつもこんな風にサラリと良い事に変えてくれるのは何だろう。
パンパンと柏手をうって、戻ってきたマタニティマークを縁起物として棚に飾った。



*何故妊婦用の諸々はマーク然り可愛いものが多いのか。
普段身に付けない物を身に付けるところから、思い通りにいかない育児を学べということか‥‥(んなわけない)。


2015年1月30日金曜日

報告の記録



随分と日が空いてしまった。
新婚旅行や結婚式。
記録しておきたいことは数あれど、今日は正座をしながらしっかりと報告の記録を。

念願の子を授かった。
現在5ヶ月に入り、俗に言われる
安定期という時期を迎えた。

実に6年間待ち望んでいた懐妊。
毎月律儀に訪れる生理に涙したのは単純計算で72回。
月の四分の一はショックと痛みとで屍のようになっていた。

子を授かるということは一人の想いだけでなし得ないので、この六年の間に子にまつわるエトセトラで大きな決断をすることにもなった。

安澄と結婚してからも子宮内膜症ということがあってか、なかなか授からなかった。
子を授かるのは、奇跡が起きない限り自分には訪れないのかもしれない。
自暴自棄になった私を見かねて、専門の病院で治療しようと二人でずいぶん話し込み、覚悟を決めた矢先。
なんと検査薬で陽性反応が出た。

途端にはじまる悪阻との戦い(これはまた後日記すとします)。
この二ヶ月弱はほぼ布団とトイレの記憶しか無いのだけれど、そんな私とは裏腹にお腹の中ではスクスクと赤子が育ってくれている。

万が一のことがあって(そんなことは全く望んでいないけれど)出逢うことが出来ないかもしれない。
それでも、やっぱりこの体験と向き合う日々を忘れないように記しておきたいと思う。



 

2014年12月4日木曜日

備忘録-土屋産婦人科の初診へ-

12月4日
早速予約した個人病院の初診へ向かう。
初診問診票に諸々記入し、16日ぶりの腹の子との対面に緊張しながら時を過ごす。
前回は胎のうの確認しか出来なかったので、きちんと育ってくれているのかとても不安だった。
この16日の間に何度妊娠検査薬を試し、二本の線が出ていることに安堵しただろう。
どうか育っていますように!と、泣きたくなるような毎日だった。

名前を呼ばれ、診察室に入ると初めましての先生が病院での確認は?やらやら、矢継ぎ早に質問をしてくる。
一つ一つにきちんと答えるも、先生と一度も目が合うことなく、経膣エコーの為の診察台へ促される。

足が震えている事に気付き、ビビっている自分に面白さを感じながら診察台に足をかけてその瞬間を待つ。

グリグリと器具が動き、ピタッと止まったそこに、腹の子は居た。
前回はただの黒い丸だった空間の中に何かがあって、小刻みに、手をグーパーしているように動いている。

心拍の確認=育っている

しっかり着床してくれたようで、第一段階は有難いことにクリア出来た!
「これが心拍ですか?生きてるんですか?育っているんですか?」
今度は私が先生に矢継ぎ早に質問し、全てにYesを貰った瞬間に涙が溢れて止まらない。
次の検診は2週間後と言われ、エコーを手渡される。
先生とは結局一度も目が合うことは無かった。

診察室から出ると心配そうな顔で待っている安澄。
思わずガッツポーズをすると、安澄は満面の笑顔で立ち上がった。

2014年11月23日日曜日

備忘録-初悪阻-

11/23
妊娠6週目(◯ヶ月では無く、週数で現在の状態を伝えるのは妊娠ならではの数え方だと思う)の日曜日。

妊娠がわかったといえど、まだ心音の確認も取れていないのでまったく実感が無い。
だって、ただの黒丸だったし。←前回の記事参照。

少しの変化も見逃さないぞ!と、ありとあらゆる神経を駆使してアンテナを張り巡らすも、いたって快調すこぶる元気!
勿論お腹も膨らんでいないし、乳房だって小さいまんま。

そんなわけで二人で銀座にお出掛けをした。
先ずはakomeyaという、米に合う諸々を扱っている店で1000円買い物大会を開催。
時間と金額を決めて各々欲しいものを購入し、後で見せ合うというだけなのだけれど、これがなかなか面白い。
あっという間にタイムアップを迎えて、購入品を片手に併設されている食事処で定食を食べることにした。


お値段もなかなか(確か2000円くらい)なだけあって、品数も豊富。そして何より白米にぴったりなおかずの数々に箸を持つ手も力が入る。
いただきますと手を合わせて食事を進めると、アレアレなんだかおかしいぞ‥と。
美味しいはずの諸々がなんだか美味しく感じない。
秋刀魚の大根おろし和えを口にした時から強まる口の中の違和感。
うーん。
この感覚はなんだろう。

それでも勿体無い精神で食べ進めようと試みるのだけれど、気持ち裏腹箸がまったく進まない。
あ!無理だ!とトイレに席を立つと、トイレの匂いが最後の一押しをしてくれて、呆気なくリバースするのだった。

嗚呼、ついに来たか。これが悪阻か。

と、これから始まる地獄を知らない私は、ようやく訪れた妊娠症状に安堵したり、喜んでしまったりもした。
胃のムカつきは二日酔いの苦しさを軽くした程度で、嘔吐物はすんなり吐けるのでむしろ二日酔いより楽とも言える。
日頃の訓練(ただの飲みすぎという自業自得)の成果がこんなところで活かされるとは!
なーんて少し自慢気になっていたあの時の私。
思いっきり平手打ちしてからギューっと抱きしめてあげたい。

一度吐いてスッキリした私は満面の笑みで席に戻り、ピースなんかしちゃったりして、初の悪阻症状を安澄に報告するのだった。


この時の症状
*頭痛
*眠気
食べれなくなったもの
*生物(刺身)
*玉ねぎ、長ネギ


2014年11月18日火曜日

備忘録-病院で検査-

11月18日
検査薬だけでは心許ないので、内膜症のチェックなどでお世話になっている婦人科へ。

尿検査はここでも陽性。
名前を呼ばれて診察室に入ると、当たり前だけれどいつもと同じ先生が座っていた。
早速経膣エコーの検査の支度。
下半身すっぽんぽんになり、誰にでもなく手を合わせてから検査台に足をかける。
カーテン越しに始まる検査。
組んだ指先がこれでもかというほど赤くなっている。
あっちこっちをグリグリされ、「これが胎のうです。」と、抑揚の無い声で言われた先を見ると、白い画面にぽつんと黒い丸が空いていた。
*胎のうは胎児が入っている袋。「胎のう」が子宮内にあるかどうか確認できれば、子宮外妊娠の可能性がなくなる。

全身の力が抜けた途端に込み上げる諸々を抑え込む為、ググッと歯を食いしばる(もし声を出して良い場所だったならきっと、低い雄叫びをあげていたと思う)。

支度を整え、診察室の先生のもとへ。まだ心拍の確認が取れていないのでなんとも言えないけれど、妊娠はしていると説明を受ける。

不妊治療専門の先生だからか妊娠に関してはとてもドライ。
ドラマのような拍手やおめでとうは無く、不妊治療は呆気ない卒業を迎えた。
妊娠は病気では無いので保険がきかず、お会計は自費にて一万円ちょっと。

外で待っている安澄のもとへ走り、唯の黒丸が写っているエコー写真を見せる。
壊れやすいものを扱うように両手でそっとエコー写真を受け取り、キューっと目を瞑る安澄。

今日はお祝いだー!ともつ鍋を食べてから帰った。
安澄はビール。私はノンアルコールビール。
会話の内容は専ら腹の黒丸について。


2014年11月15日土曜日

備忘録-初陽性-

11月15日。
一週間遅れているとはいえ淡い期待などもうしていない。
けれど今晩は我が家で宴をするので念の為サクッと検査をすることにした。
祈りながら検査をしなくなったのはいつからだろう。
手慣れた一連の流れを済ませて待つこと3分。
はいそうだよね。と涙を堪える準備をしながら小窓を覗くといつも出ている線が出ていない。
二つあるうちの二つが出ていれば妊娠。
一つだけならば違うという単純明快な検査薬。
一つも線が出ていないというのは何でだろう。

検査薬は二本セットで1200円位。
毎月涙を堪える為の道具としては高く感じるに十分な値段である。
なので、そっとキャップを被せて次回の尿意を待つ事にした。


一時間後、またまた一連の流れを試して待つ事3分。
小窓を覗くとしっかりとした二本の線が浮かび上がっている。
やっぱり‥。
失敗したものを使ったから変な事になってしまったのだと(勿体無さに)がっくり来るも、ハッと気付く。

もしもこの時が来たらこう言おうああ言おうと思っていたことは全て忘れて、ただ検査薬を差し出して号泣することしか出来なかった。

二人で腰を抜かしながら、ガシッと抱き合って笑う。
もう一度新しいもので試してからじゃないとわからないよ。
と、互いに言い聞かせるように、何度も何度も呟きながら。


*その後真新しい物で再度検査をしてもしっかり浮かび上がった二本の線。
これほど尿意が待ち遠しかった日は無かった。